猫と手裏剣

AIサービス プライバシー・セキュリティページ 定点観測レポート(2026年8月10日)


巡回結果サマリー

サービス ページ 状態
ChatGPT (OpenAI) エンタープライズプライバシー 変更なし
ChatGPT (OpenAI) セキュリティとプライバシー 変更なし
ChatGPT (OpenAI) ビジネスデータの取扱い 変更なし
ChatGPT (OpenAI) プライバシーポリシー 変更なし
Gemini (Google) Geminiアプリ プライバシーハブ 変更あり
Gemini (Google) Workspace生成AI プライバシーハブ 変更なし
Gemini (Google) アクティビティの管理・削除 変更あり
Claude (Anthropic) プライバシーポリシー 変更なし
Claude (Anthropic) プライバシーセンター 変更なし
Claude (Anthropic) プライバシー・法務ヘルプ記事一覧 変更あり
Claude (Anthropic) Trust Center 変更なし
Claude (Anthropic) 透明性ハブ 変更なし
Microsoft 365 Copilot データ・プライバシー・セキュリティ 変更なし
Microsoft 365 Copilot Copilot Chatのプライバシーと保護 変更なし
Microsoft 365 Copilot エンタープライズデータ保護 変更なし

変更ありページの詳細

Gemini (Google) — Geminiアプリ プライバシーハブ / アクティビティの管理・削除

Geminiアプリ プライバシーハブおよびアクティビティの管理・削除の2ページで変更が検出されました。

ただし、今回取得できた差分は内部的な識別番号(数字の羅列)の入れ替えのみです。これはページ本文の文言そのものではなく、Googleのサポートシステムが内部で使うバージョン管理用の番号とみられます。

実務への影響: プライバシーポリシーや利用条件の内容が変わったことを示す差分ではありません。現時点で利用者が対応を求められる変化はないと判断します。念のため、今後も継続して監視します。


Claude (Anthropic) — プライバシー・法務ヘルプ記事一覧

プライバシー・法務ヘルプ記事一覧のページで、表示されるコンテンツに大きな変化が検出されました。

差分を見ると、従来このページに表示されていた「API Docs」「Release Notes」「How to Get Support」といったナビゲーション項目や言語切替リンクが削除され、代わりに大量のヘルプ記事タイトルが新たに表示されるようになっています。

内容を整理すると、追加された記事群は主に以下のカテゴリに分類されます。

  • アカウント管理:ログイン方法、メールアドレス変更、セッション管理、データのエクスポート・削除など
  • 会話・機能の使い方:アーティファクト、ウェブ検索、プロジェクト、ファイルのアップロードなど
  • プランと料金:Pro・Max・Team・Enterpriseの各プランの概要、請求に関するFAQなど
  • 管理者向け設定:ロールと権限の管理、利用状況の分析、プラグイン管理など

これは、プライバシーポリシーや利用条件の変更ではなく、ヘルプページの構成・表示方式が変わったことによるものとみられます。ページの「コレクション」としての見せ方が変わり、関連記事の一覧が広く表示されるようになった、いわばサポートサイトのリニューアルに近い変化です。

なお、差分の中に「I would like to input sensitive data into my chats with Claude. Who can view my conversations?(Claudeのチャットに機密データを入力したいのですが、誰が会話を見ることができますか?)」という記事タイトルが含まれています。プライバシーに直結する内容ですので、記事の本文については実際にページをご確認いただくことをお勧めします。

実務への影響: 利用条件やデータの取り扱い方針そのものが変わった可能性を示す差分ではありません。ただし、Claudeを業務利用されている方は、上記の機密データに関するFAQ記事を一度確認しておくとよいと思います。


総評

今週は、プライバシーポリシーや利用条件の実質的な変更は、監視対象のいずれのサービスでも確認されませんでした。Geminiの2ページの変更は内部番号の更新、Claudeのヘルプページはサイト構成の変化によるものとみられ、いずれも利用者側の対応を要する内容ではありません。

今週の定点観測結果としては、各社の利用条件に実質的な変化なしと判断します。引き続き来週も監視を続けます。


この観測は何を・なぜチェックしているのか(毎回掲載)

本レポートは、主要AIサービスの公式ページのうち、業務利用の可否判断に
直結する条件が書かれているページ
を毎週機械的に取得し、前回の内容と
一言一句を比較して「変わったかどうか」を検出しています。
見ているのは主に次の観点です。

  • 入力データの学習利用: 打ち込んだ内容がAIの学習に使われるか。
    顧客情報を扱う士業・企業にとって最重要の条件です
  • データの保持・削除: 入力内容がどれだけの期間、事業者側に残るか
  • 法人向けのデータ保護: 一般向けと法人向けで扱いがどう違うか
  • 第三者認証: SOC 2やISO 27001/42001など、外部監査を受けている
    かどうか。事業者の「自称安全」ではない裏付けです
  • 委託先(サブプロセッサ): 入力データに触れうる外部業者の一覧。
    ここが増減した=データの流れが変わった可能性があります
  • 透明性レポート: アカウント停止件数や法執行機関への対応など、
    事業者の運用姿勢を示す開示情報です

ポリシーページの文言が変わるということは、利用条件そのものが
変わった可能性がある
ということです。各社は変更を大々的には
告知しないことが多いため、機械的な定点観測に価値があります。
なお「変更あり」には誤字修正やデザイン変更も含まれるため、
重要そうな変更は必ずリンク先の原文でご確認ください。

監視対象ページ一覧


本レポートは、各社公式ページの本文を機械的に取得して前回分と比較し、AIが差分を要約する実験企画「AIセキュリティ定点観測」です。人間の校閲を経ていないため、要約に誤りを含む可能性があります。利用判断の際は必ず本文中のリンク先(公式ページ)をご確認ください。